あつもり

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ガレージロック感溢れるニルヴァーナの名盤ブリーチのCDレビュー

2017年9月20日更新

 ニルヴァーナのインディーズ時代のデビューアルバムであるブリーチ。ガレージロック感溢れる生々しい演奏が収められた名盤です。

曲の完成度は以降のアルバムに劣るものの、荒々しい自由度の高い演奏が魅力的なアルバムです。

そんなわけで今回はブリーチのアルバムを紹介していきます。

 

ニルヴァーナと言えば、名作ネバーマインドが有名ですね。このアルバ厶は売れに売れ社会現象になったほどで、売上4000万枚を超える爆発的な大ヒットを記録しました。

一方ブリーチはネバーマインドがリリースされる2年前の1989年に、インディーズレビューからリリースされたアルバムで、600ドルという少ない予算と限られた時間の中で制作されました。

アルバムの印象は「余計な部分がない飾り気のない音」

その中で音の塊がガツンとぶつかってくるような力強さがあります。全体を通して、ハードロックのような明るさや派手さはなく、どんよりとした憂鬱さが漂っているんだけど、聴きづらいわけではないですね。

重さの中にもスカッとするような爽快感もあり、そして思わず聴き入ってしまう美しいメロディとボーカル。静と動、陰と陽を上手く織り交ぜた作品だと思います。

荒々しい音の塊がガツンとくるニルヴァーナの名盤ブリーチ

[1]Blew
ベースソロからはじまるミドルテンポのヘビーな曲。テンション低めからはじまり、途中でハイテンションになるボーカルがカッコイイ。

[2]Floyd the Barber
ギターリフ、腰を据えたドラムがヘビーなミドルテンポの曲。シンプルなアレンジだけどカッコイイですっ。

[3]About a Girl
優しいメロディのポップな曲。この曲で一気にアルバムの印象が明るくなりますね。 爽やかでキャッチーで一緒に口ずさみたくなるような曲ですっ。

[4]School
うねりのあるギターリフで始まるミドルテンポの曲。ギターリフのフレーズに合わせるようなボーカルがたまらなくカッコイイです。

[5]Love Buzz
印象的で耳に残るベースソロで始まる曲。そのベースを追いかけるように弾く単音のギターリフ。怪しげなメロディを奏でます。穏やか歌うaメロ、キレるサビのボーカルが熱いっ。

[6]Paper Cuts
どんよりとした空気が広がるヘビーてスローな曲。一曲を通してカオスティックな雰囲気が続きます。

[7]Negative Creep
破壊的なギターリフ、タイトなドラムではじまるアグレッシブな曲。終始テンション高めの攻撃的なボーカルがカッコイイですね。アルバムの中ではテンポが速い曲。

[8]Scoff
ボトムの効いたドラムからはじまるミドルテンポのナンバー。アグレッシブに歌うaメロ、メロウに歌うbメロの対比がいいです。

[9]Swap Meet
ガツンとくるヘビーなギターリフではじまる曲。ボーカルのフレーズ感、サビでのシャウトがたまらなくカッコイイっ。アルバムの中でも1,2を争う曲だと思う。

[10]Mr. Moustache
軽快なドラムから始まる疾走感溢れる曲。速い曲が少ないだけにインパクトありますっ。ニルヴァーナにしては曲展開が多いけど、それがはまっていてカッコイイです。力強さもあり爽快感もある、アルバムのクライマックスですね。 [11]Sifting メタルチックな重い雰囲気が漂うスローテンポの曲。カオス感で覆い尽くされてるんけど、ボーカルメロディは美しい。聴けば聴くほど味が出るスルメ的な曲かも。カートにしては珍しいく長いギターソロです。 [12]Big Cheese ギターのノイズから始まる曲。曲雰囲気とかボーカルメロディとかが、ソニック・ユースを彷彿させます。色んな歌い方を織り交ぜたカートのボーカルの表現力が凄いっ。芸術的な曲っす。隠れた名曲ってやつ。 [13]Downer ベースとドラムで始まるスピードナンバー。 ささやくようなaメロと力強く歌うサビがいいですねっ。

さいごに

アルバムの中盤でダレるのかと思いきや、最後に向ってテンションが上がっていきますね。このときにできる最高の演奏と最高の曲を収めたアルバムなんでしょうね。ニルヴァーナの本気とレコーディング時の張り詰めた緊張感が伝わってきます。そういう意味ではネバーマインドよりもニルヴァーナを堪能できるアルバムですよっ。